研究領域 | 生合成マシナリー:生物活性物質構造多様性創出システムの解明と制御 |
研究課題/領域番号 |
23108512
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
鈴木 史朗 京都大学, 生存圏研究所, 助教 (70437268)
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2013-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2012年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2011年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | ノルリグナン / 結晶構造解析 / 反応機構 / サブユニット / 生合成 / ヒノキレジノール / フェニルプロパノイド |
研究実績の概要 |
ノルリグナンは、2個のベンゼン環と5個の炭素原子の側鎖からなる化合物の総称で、スギやヒノキなどの針葉樹の心材に多く蓄積し、抗菌性などの生理活性を示す。近年、研究代表者らは、非ノルリグナン炭素骨格のp-クマル酸p-クマリルから、ノルリグナン炭素骨格を有するcis-ヒノキレジノールへの変換は、二種類のサブユニット(αとβ)から成るヘテロ二量体酵素のcis-ヒノキレジノール合成酵素により触媒されることを示した。さらに、天然型のαβヘテロ二量体酵素は光学的に純粋な天然型のcis-ヒノキレジノールのみを生成させるのに対し、非天然型のααやββのホモ二量体酵素は、光学純度の低い非天然型のtrans-ヒノキレジノールのみを生成させることを明らかにした。すなわち、サブユニット組成の違いにより、酵素反応のシス-トランス選択性およびエナンチオ選択性が制御される新規な機構を見出した。そこで、本研究では、X線結晶構造解析により、サブユニット組成による酵素反応の制御機構を明らかにする。昨年度、X線結晶構造解析のための組換えタンパク質の大量調製を行ったが、精製酵素は複数の多量体の混合物として存在している可能性が示唆されたたため、本年度は、熱シフトアッセイにより、精製タンパク質の安定化条件を調べたところ、αβ酵素およびββ酵素について、二量体として安定的に存在する条件を見出した。さらに、この条件で保存された精製酵素に対し、種々の条件下で結晶化実験を行ったところ、ββ酵素については結晶が生成した。この結晶をX線回折実験に供し、ββ酵素結晶の格子定数を求めることに成功した。
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現在までの達成度 (段落) |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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