研究領域 | 生合成マシナリー:生物活性物質構造多様性創出システムの解明と制御 |
研究課題/領域番号 |
23108521
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 静岡県立大学 |
研究代表者 |
鮒 信学 静岡県立大学, 食品栄養科学部, 准教授 (70361574)
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2013-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
2012年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2011年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | 放線菌 / ポリケタイド / ポリケタイド合成酵素 / ピロン / III型ポリケタイド合成酵素 / 生合成 |
研究実績の概要 |
放線菌Streptomyces reveromyceticusのゲノム情報から、相同性検索により、機能未知III型ポリケタイド合成酵素(III型PKS)、9488を見出した。9488遺伝子を放線菌用の高コピープラスミドベクターpIJ6021にクローニングし、pIJ6021-9488を作製した。S. lividans TK21/pIJ6021-9488を培養したところ、その上清から未知化合物が4種見出された。これら未知化合物をMS、NMR解析により構造決定したところ、4-hydroxy-3-methyl-6-(4’-isopentyl)-2-pyroneおよびその類縁体3種であることが分かった。 常法により組換え9488を調製した。上記の化合物の構造から、9488は放線菌生体内においてβケト酸のアシルキャリアプロテイン(ACP)エステルをスターター基質に用いると考えられた。そこでACPのアナログであるN-acetylcysteamine (NAC)を用いβケト酸とのエステル(3-oxo-C9-NAC)を有機合成により調製した。スターター基質3-oxo-C9-NACを伸長鎖基質methylmalonyl-CoA、組換え9488と共に振とうしたところ、4-hydroxy-3-methyl-6-(4’-isopentyl)-2-pyroneが得られた。9488のmethylmalonyl-CoAに対するミカエリス定数(Km値)は3.70 ± 0.47 μM、回転数kcat は26.6 ± 1.1 min-1 (n = 3, mean ± S.E.)であった。9488は、4-hydroxy-3-methyl-6-(4’-isopentyl)-2-pyroneを主生成物にする。そのため、9488を”methyl pentyl pyrone synthase(MPPS)”と命名した。
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現在までの達成度 (段落) |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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