研究領域 | 生合成マシナリー:生物活性物質構造多様性創出システムの解明と制御 |
研究課題/領域番号 |
23108524
|
研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
|
配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
|
研究機関 | 岩手医科大学 |
研究代表者 |
藤井 勲 岩手医科大学, 薬学部, 教授 (70181302)
|
研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2013-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
|
配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2012年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2011年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
|
キーワード | 菌類 / ゲノム / 海洋資源 / バイオテクノロジー / ポリケタイド |
研究実績の概要 |
海生糸状菌の二次代謝産物生合成遺伝子、特にポリケタイド合成酵素(PKS)遺伝子の解析を目的として、デカリン骨格を有し微小管重合阻害活性が報告されているphomoposidinの生産菌Phomopsis sp. TUF 95F47と、特異なビシクロ環系を有し神経突起生成活性が報告されているshimalactone Aの生産菌Emericella variecolor GF10の2株について、昨年度に引き続き、ドラフトゲノムデータをもとに解析を進めた。そのうち、shimalactone生産菌であるE. variecolor GF10株においては、contig-564中に確認したPKS遺伝子の発現プラスミドを構築し、これをAspergillus oryzae M-2-3に導入した。この形質転換体を誘導培養し、生産化合物を単離した。ついで、質量分析ならびに各種NMRによる構造解析を行った結果、本PKSの産物がshimalactone生合成の前駆体と予想されていたヘプタエニル β-ケトラクトンであることを確認することができた。これにより本PKS遺伝子を含む遺伝子クラスターがshimalactone生合成遺伝子クラスターであること明らかにすることができた。現在、各遺伝子の機能解析を進めている。また、E. variecolor GF10株には、このPKSを含め、24個のPKS遺伝子が存在することが確認された。研究対象として設定したもう一つの菌株であるPhomopsis sp. TUF 95F47においては、還元型RD-PKS遺伝子が47個、非還元型NR-PKSが22個存在していることを確認し、現在、PKSのドメイン構成と周辺遺伝子の解析からphomopsidin生合成のPKSを絞り込み、その機能解析を進めている。
|
現在までの達成度 (段落) |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|