研究領域 | 動く細胞と場のクロストークによる秩序の生成 |
研究課題/領域番号 |
23111532
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
玉田 篤史 新潟大学, 研究推進機構, 准教授 (60270576)
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2013-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
9,230千円 (直接経費: 7,100千円、間接経費: 2,130千円)
2012年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2011年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
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キーワード | フィロポディア / 成長円錐 / 回転運動 / 神経突起 / ミオシンV |
研究実績の概要 |
申請者は最近、1)神経突起先端の成長円錐のフィロポディア(糸状仮足)が自律的に右ねじ方向に回転運動すること、2)この回転運動が左らせんモーターであるミオシンVにより駆動されること、3)フィロポディアの右ねじ回転運動が神経突起の2次元平面上での右旋回運動を引き起こすこと、を見出した(Tamada et al., J Cell Biol. 188, 429, 2010)。この成果は、神経細胞がこれまで考えられていたような直線運動だけでなく、自律的に回転・旋回運動する特性を持つという新規の概念を打ち立てるものである。本研究では、自律的で左右非対称な回転・旋回運動が、細胞移動・軸索伸長・標的認識・シナプス形成などの神経回路形成の諸過程の精緻化に寄与するという仮説を立てて、これを検証することを目的としている。 本年度は前年度に引き続き、改変ミオシン分子の作成を行った。これらの分子を神経細胞に過剰発現させてコラーゲンゲル内で培養し、神経細胞のフィロポディアの回転運動の変化を解析した。次に、ミオシンの分子改変によるフィロポディアの回転運動の変化が、これまでに知られている神経突起の2次元平面上での右旋回運動にどのような影響を与えるのかという点について解析した。改変分子を過剰発現させた神経細胞を2次元基質上で培養したところ、神経突起の右旋回運動が減弱する傾向を示すことがわかった。さらに、改変ミオシン分子を脳組織に遺伝子導入し、発現細胞の挙動を生体内で解析する作業を進めている。
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現在までの達成度 (段落) |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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