研究領域 | 分子ナノシステムの創発化学 |
研究課題/領域番号 |
23111721
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 徳島文理大学 |
研究代表者 |
山口 健太郎 徳島文理大学, 薬学部, 教授 (50159208)
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2013-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2012年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2011年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 質量分析標識 / イオンプローブ / 超分子ポリマー / 質量分析 / 多価イオン / CSI-MS / クロスリンカー / 同位体標識 |
研究実績の概要 |
我々は構造と機能の密接な「関連」を信じて分子構造を解析してきた。これにより分子機構を解明できると確信していたが、これは依然としてブラックボックスのままである。構造にはさらに下部構造があり、機能についても、その多様性が指摘される。ブラックボックスには未だ知られていないメソスコピックな領域での「原理」があるのかも知れない。驚くべき自己組織化によるこの領域での分子進化を見るとき、このことを疑わざるを得ない。これは単に相互作用の劇的増大によるものかも知れないが、これこそ創発と捉えるべきものなのであろう。 ①我々は以前より溶液構造解析手法について検討してきた。そしてCSI-MSの開発に至った。更にこの手法による、種々の金属錯体を利用した質量分析用多価イオンプローブの開発に成功した。これにより溶液構造解析が広範囲にわたり可能となり、大型分子制御の創発研究に寄与する事ができた。 ②一方、新規分子ナノシステムとして分子接合素子型超分子ポリマーを創製し、その動的挙動を解析してきた。この方法論を拡張し、パーツ分子を変更することで分子認識分子のテーラーメイド化が実現出来る。さらに、構造の要となるホウ素原子を炭素に変えることにより、中性ホスト分子を得ることが出来た。 ③次に分子内に回転可能部位を有する、内部可動性化合物である分子ジャイロコマを創製し、物性を解析した。かご型フレーム骨格にπ電子系が架橋したこの分子は、フレームにより立体保護されているため、内部の回転子が回転運動していることを見出した。さらにこの単結晶の内部回転子の熱回転運動が、複屈折を変化させることを発見した。回転子を、双極子モーメントを有するチオフェンに変えることにより、温度で回転子の配向が変化し、温度上昇と共に相転移を伴って乱れ、最終的に複屈折を変化させることがわかった。 配向の秩序ー無秩序転移は、本分子系における初めての観測例である。
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現在までの達成度 (段落) |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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