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ウイルスRNAと宿主RNAによって調節される細胞機能制御のメカニズム

公募研究

研究領域多様性と非対称性を獲得するRNAプログラム
研究課題/領域番号 23112701
研究種目

新学術領域研究(研究領域提案型)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関北海道大学

研究代表者

高岡 晃教  北海道大学, 遺伝子病制御研究所, 教授 (30323611)

研究期間 (年度) 2011-04-01 – 2013-03-31
研究課題ステータス 完了 (2012年度)
配分額 *注記
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2012年度: 8,840千円 (直接経費: 6,800千円、間接経費: 2,040千円)
2011年度: 8,580千円 (直接経費: 6,600千円、間接経費: 1,980千円)
キーワードRNA / 生体防御 / ウイルス感染 / インターフェロン / 自然免疫
研究実績の概要

申請者がこれまで行ってきた自然免疫活性化機構に関する研究成果に基づき,RNAによって規定される生体防御の分子メカニズムや制御機構について,ウイルスRNAと宿主RNAの両方に視点を当てて解明することを目的とし,①直接作用(RNAの分解)と間接作用(RNA認識による免疫賦活)という2つの局面から追究すること,②宿主RNAを介する生体防御機構の制御について新しい仕組みを見出すことを目指した.
①について,申請者らが独自に同定した自然免疫調節因子ZAPSに着目し,その機能制御がDEAD box RNAヘリカーゼp72によって行われている可能性について調べた.その結果,ZAPSは細胞質においてp72と共局在しタンパク中央部分で会合すること,さらにRIG-IによるIFN誘導をZAPS依存的に正に制御することを見出した.そのメカニズムとしてRIG-I-ZAPS複合体をp72が活性化することが考えられた.②について,通常非感染細胞においてはごくわずかなI型IFNを構成的に発現することが知られているがその詳細については明らかになっていない.そこで本研究では,構成的なIFNの発現制御機構を調べた.その結果,構成的なIFNの発現は,RIG-I-ZAPSの経路に依存していることを見出した.さらにRIG-Iに結合する宿主RNAが存在し,このRNAは自然免疫系を活性化することを見出した.今後非感染時においてRIG-Iに結合するRNAを網羅的に解析し,構成的なIFNの発現制御機構を明らかにする予定である.
このような本申請研究によって,ウイルスRNAと宿主RNAの2つの観点から,RNAプログラムによって制御される生体防御機構を明らかにしたことは,感染症においてRNA制御という新しい研究領域の推進や,疾患治療における新たな治療標的を創出することに大いに貢献することが考えられる.

現在までの達成度 (段落)

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(2件)
  • 2012 実績報告書
  • 2011 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2012

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] ヘリコバクター・ピロリ感染によるインターロイキン1β産生誘導機構の解析2012

    • 著者名/発表者名
      髙岡晃教
    • 学会等名
      第35回日本分子生物学会
    • 発表場所
      福岡国際会議場・マリンメッセ福岡(福岡)
    • 年月日
      2012-12-11
    • 関連する報告書
      2012 実績報告書

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公開日: 2011-04-06   更新日: 2018-03-28  

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