研究領域 | 細胞内ロジスティクス:病態の理解に向けた細胞内物流システムの融合研究 |
研究課題/領域番号 |
23113710
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
駒田 雅之 東京工業大学, 大学院・生命理工学研究科, 准教授 (10225568)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2012年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2011年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 細胞生物学 / メンブレントラフィック / エンドサイトーシス / エンドソーム / リソソーム / ユビキチン |
研究概要 |
Wnt受容体をはじめとする細胞膜タンパク質のリソソーム輸送を制御するユビキチン結合タンパク質ファミリーAnkrd13について、以下の知見を得た。 1.私どもは、Ankrd13が上皮細胞増殖因子(epidermal growth factor, EGF)受容体のユビキチン化依存的なエンドサイトーシスを制御することを見出している。本研究では、マンノース6-リン酸受容体/IGF-II受容体もまたユビキチン化依存的にエンドサイトーシスされること、そしてAnkrd13がマンノース6-リン酸受容体のユビキチン修飾を認識し、そのエンドサイトーシスを制御することを見出した。 2.最近、ユビキチンの関わる様々な細胞機能制御に関与するAAA-type ATPaseであるp97/VCPが、細胞膜タンパク質のユビキチン化依存的なリソソーム輸送を制御することが明らかにされてきている。本研究では、このp97/VCPがAnkrd13と結合することを見出し、エンドサイトーシス経路におけるAnkrd13の新たな機能を示唆する予備的結果を得た。 3.私どもは、Ankrd13のタンデムに4つ並んだUIMがLys63連結型のポリユビキチン鎖に選択的に結合することを見出している。本研究では、このユビキチン結合の選択性の構造的基盤の解明を目的とし、Lys63連結型ポリユビキチン鎖との複合体のX線結晶構造解析に用いるための様々なUIMコンストラクトの大腸菌での大量発現・精製系を構築した。
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