研究領域 | 感染・炎症が加速する発がんスパイラルとその遮断に向けた制がんベクトル変換 |
研究課題/領域番号 |
23114509
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 埼玉県立がんセンター(臨床腫瘍研究所) |
研究代表者 |
生田 統悟 埼玉県立がんセンター(臨床腫瘍研究所), その他部局等, 研究員 (00262072)
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2013-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
11,700千円 (直接経費: 9,000千円、間接経費: 2,700千円)
2012年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2011年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
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キーワード | Ahレセプター / 大腸がん / 炎症 / サイトカイン / inflammasome / STAT |
研究実績の概要 |
1)マウス腸におけるAhR mRNAの分布 C57BLマウスの腸を使ってin situ hybridizationによりAhR mRNAの分布を調べた。主に神経細胞、粘膜固有層、リンパ様組織が染色された。AhRKOの組織ではこのような染色はみられず、シグナルの特異性が示された。粘膜固有層では、上皮細胞直下の間質細胞が染色された。培養マクロファージをLPS処理するとAhR mRNAが誘導される事、また無菌的に飼育されたマウス腸ではAhR発現が低下する事がわかっている。この部位は上皮をはさんで腸内細菌に直面するところであり、ここでAhRの誘導がおこることにより生体防御に関与している可能性がある。腸のリンパ組織では、RORgt陽性自然リンパ球がAhRを発現するという報告があるため、AhR mRNA 発現細胞とRORgt陽性細胞の分布を比較した。リンパ組織ではRORgt陽性細胞は、部分的にAhR mRNA発現細胞と一致したが、粘膜組織において両シグナルは一致しなかった。 2) ヒト大腸がん組織におけるAhR蛋白質の発現 マウスで見られたAhRの大腸がん抑制能をヒトで検討するため、大腸がんの手術材料でAhR発現を検討した。がん組織と近傍の非がん組織を採取し、AhRの発現を検討した。イムノブロットでは、予想に反してがん組織中のAhRが非がん組織に比べて2倍から3倍多く検出される例がみられた。免疫染色では、AhRは非がん部では神経細胞、粘膜固有層上部に発現がみられ、これはマウス腸のin situ hybridizationの結果と類似していた。がん部では、がん実質細胞と間質が染色された。AhRのがん抑制的な機能を考えると、がん部ではその発現は低下する事を予想したが、これらの結果はAhRがヒト大腸がん組織で正常よりも強く発現する部位があることを示唆している。
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現在までの達成度 (段落) |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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