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ショウジョウバエを用いたスフィンゴ糖脂質によるエネルギー代謝制御機構の解析

公募研究

研究領域生命応答を制御する脂質マシナリー
研究課題/領域番号 23116518
研究種目

新学術領域研究(研究領域提案型)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関独立行政法人理化学研究所

研究代表者

香山 綾子  独立行政法人理化学研究所, 神経膜機能研究チーム, 研究員 (70312270)

研究期間 (年度) 2011-04-01 – 2013-03-31
研究課題ステータス 完了 (2012年度)
配分額 *注記
8,060千円 (直接経費: 6,200千円、間接経費: 1,860千円)
2012年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2011年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
キーワードエネルギー代謝制御 / スフィンゴ糖脂質 / 脂肪組織 / グルコシルセラミド合成酵素 / ショウジョウバエ
研究実績の概要

大部分のスフィンゴ糖脂質は、グルコシルセラミド合成酵素(GlcT-1)によって、セラミドにグルコースが転移され、グルコシルセラミド(GlcCer)が合成されることによって開始される。近年、GlcT-1 に対する阻害剤を肥満モデル動物に投与した実験から、スフィンゴ糖脂質の増加が、肥満などのメタボリックシンドロームの新たなリスクファクターの可能性が示唆されてきた。しかしながら、スフィンゴ糖脂質が生体内でどのような機構でエネルギー代謝制御に関わっているのかわかっていなかった。本研究では、ショウジョウバエをモデル生物に用いて、スフィンゴ糖脂質のエネルギー代謝制御における生理機能と作用機序を明らかにすることを試みた。ショウジョウバエと哺乳類では、スフィンゴ脂質合成に関わる酵素や、エネルギー代謝制御に関わるシグナル機構や遺伝子が保存されていることから、本問題解明に有効なモデル生物と考えられ、スフィンゴ糖脂質の普遍的な機能の提示につなげることが可能と考えられる。
始めに、エネルギー貯蔵およびその制御において、最も重要な働きを担う脂肪組織(脂肪体)に焦点をあて、脂肪体おけるスフィンゴ糖脂質シグナルの同定を行った。その結果、ショウジョウバエにおいても哺乳類と同様に、脂肪体におけるグルコシルセラミド量と貯蔵脂肪量との相関関係があることを見いだした。さらに、GlcT-1の作用機序を解析したところ、エネルギー代謝制御に関わるp38-ATF2 シグナル経路の活性制御にGlcT-1 発現が関与することが明らかになった(J. Lipid Res., 2011)。

現在までの達成度 (段落)

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(2件)
  • 2012 実績報告書
  • 2011 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2012 2011

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Glucosylceramide synthase in the fat body controls energy metabolism in Drosophila2011

    • 著者名/発表者名
      Kohyama-Koganeya A
    • 雑誌名

      J Lipid Res

      巻: 52 ページ: 1392-1399

    • 関連する報告書
      2011 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 脂肪組織での脂質代謝制御におけるスフィンゴ糖脂質の役割2012

    • 著者名/発表者名
      香山綾子
    • 学会等名
      第54回 脂質生化学会
    • 発表場所
      福岡県 九州大学医学部百年講
    • 年月日
      2012-06-07
    • 関連する報告書
      2012 実績報告書

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公開日: 2011-04-06   更新日: 2018-03-28  

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