研究領域 | 水を主役としたATPエネルギー変換 |
研究課題/領域番号 |
23118719
|
研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
|
配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
複合領域
|
研究機関 | 九州大学 (2012) 分子科学研究所 (2011) |
研究代表者 |
吉田 紀生 九州大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (10390650)
|
研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2013-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
|
配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2012年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2011年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
|
キーワード | 3D-RISM-SCF / ピロリン酸 / ATP加水分解 / 自由エネルギー / RISM-SCF / QM/MM/RISM |
研究実績の概要 |
われわれの体内では,アデノシン三リン酸(ATP)を媒体とするエネルギー循環が絶え間なく行われている。この一連のエネルギー循環に関してこれまで多くの研究が行われてきた。しかし,このエネルギー論の最も基本的な部分である,ATP加水分解エネルギー(ATPエネルギー)の起源に関してすら,統一的見解が得られていないのが実情である。 本研究では,ATPのモデル分子であるピロリン酸の加水分解反応の自由エネルギー解析を行った。ここでは,3D-RISM-SCFを用いて,反応物,生成物,反応中間体の自由エネルギー解析を行った。ピロリン酸には4つの解離状態が,無機リン酸塩にも3つの解離状態が存在し,反応としての組み合わせは4つ存在する。その全てを解析し,溶媒が反応に与える影響を精査した。 その結果,反応系の解離状態によってそれぞれ溶媒の及ぼす影響が異なることを明らかにし,それらが微視的な反応物/生成物の溶媒和構造の違いに起因することを示した。
|
現在までの達成度 (段落) |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|