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硫酸イオントランスポーター遺伝子下流域によるゲノム機能および成長制御の分子機構

公募研究

研究領域大地環境変動に対する植物の生存・成長突破力の分子的統合解析
研究課題/領域番号 23119516
研究種目

新学術領域研究(研究領域提案型)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関九州大学

研究代表者

丸山 明子  九州大学, (連合)農学研究科(研究院), 准教授 (70342855)

研究期間 (年度) 2011-04-01 – 2013-03-31
研究課題ステータス 完了 (2012年度)
配分額 *注記
9,360千円 (直接経費: 7,200千円、間接経費: 2,160千円)
2012年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2011年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
キーワード遺伝子下流域 / 遺伝子発現制御 / 硫酸イオントランスポーター / 硫黄 / 成長制御
研究実績の概要

SULTR2;1は維管束系で発現し、植物体内の硫酸イオンの移行に働く。SULTR2;1の-S応答領域(2;1-SURE)が、3’非翻訳領域よりも下流に存在し、上流域を選ばずに-S下でのレポーター遺伝子の発現を高める事から、2;1-SUREが転写を活性化すると考えられる。2;1-SUREへのT-DNA挿入株(tKO)では、-S下でもSULTR2;1の発現上昇が起こらない上、近傍遺伝子の-Sに応じた発現上昇、植物の成長が著しく阻害される。いずれの現象もSULTR2;1コード領域T-DNA挿入株(KO)では認められず、2;1-SUREの欠損が原因と考えられる。本研究では、2;1-SURE依存的な発現誘導機構・成長調節機構に関する遺伝学的・分子生物学的な解析を試みた。
2;1-SUREを持つ形質転換植物の硫黄十分(+S)・-S下における成長を解析した。12系統の内、1系統では成長促進が認められたが、T-DNA挿入部位近傍遺伝子の発現との相関は認められなかった。2;1-SUREが成長促進に働くためには、ゲノム上の位置など他の因子が必要であると考えられた。
野生型株、KO、tKOの+S・-S下におけるマイクロアレイ解析を行い、tKOでのみ顕著に発現の変化する複数の遺伝子を同定した。2;1-SUREを介して発現を誘導する因子を得る目的で、35S minimalプロモーター-GFP-SULTR2;1下流域を持つ形質転換植物を用いて-S下でGFPの蓄積が起こらない変異株を探索した。得られた変異株のF3系統では、-SによるSULTR2;1の発現誘導が失われていた。また、マイクロアレイ解析から見出された”tKOで-Sによる発現誘導が失われる遺伝子”についても同様であった。これらの結果から、今回得られた変異株の原因遺伝子が、2;1-SUREによる発現誘導に重要な役割を持つと考えられた。

現在までの達成度 (段落)

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(2件)
  • 2012 実績報告書
  • 2011 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2013 2011 その他

すべて 学会発表 (3件) 備考 (2件)

  • [学会発表] The role of sulfate transporter SULTR2;1 3’region in its sulfur limitation response and physiological function2013

    • 著者名/発表者名
      Akiko Maruyama-Nakashita
    • 学会等名
      International Workshop on Plant Membrane Biology
    • 発表場所
      倉敷市
    • 年月日
      2013-03-26
    • 関連する報告書
      2012 実績報告書
  • [学会発表] 植物の硫酸イオン吸収・硫黄同化系制御機構の解明2011

    • 著者名/発表者名
      丸山明子
    • 学会等名
      日本土壌肥料学会2011年度大会
    • 発表場所
      エポカルつくば(茨城県)(招待講演)
    • 年月日
      2011-08-09
    • 関連する報告書
      2011 実績報告書
  • [学会発表] 硫酸イオントランスポーターSULTR2;1の根における硫黄欠乏応答とその生理機能における3'非転写領域の役割2011

    • 著者名/発表者名
      丸山朋子, 井上恵理, 高橋晶子, 片岡達彦, 斉藤和季, 高橋秀樹
    • 学会等名
      日本土壌肥料学会2011年度大会
    • 発表場所
      エポカルつくば(茨城県)
    • 年月日
      2011-08-08
    • 関連する報告書
      2011 実績報告書
  • [備考]

    • URL

      http://bbs1.agr.kyushu-u.ac.jp/prweb2/b06/amaru/amn/youkoso.html

    • 関連する報告書
      2012 実績報告書
  • [備考]

    • URL

      http://bbs1.agr.kyushu-u.ac.jp/prweb2/b06/amaru/amn/RESEARCH.html

    • 関連する報告書
      2011 実績報告書

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公開日: 2011-04-06   更新日: 2018-03-28  

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