研究領域 | 学際的研究による顔認知メカニズムの解明 |
研究課題/領域番号 |
23119707
|
研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
|
配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
複合領域
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
横澤 一彦 東京大学, 人文社会系研究科, 教授 (20311649)
|
研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2013-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
|
配分額 *注記 |
5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2012年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2011年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
|
キーワード | 顔認知 / 腹話術効果 / 視聴覚相互作用 / 統合的認知 / 高次視覚 |
研究実績の概要 |
腹話術効果という視聴覚相互作用による誤定位現象の生起要因や、腹話術効果とMcGurk効果の相互関係を検討してきた。本来、腹話術効果は、人形使いと人形という2つの顔情報の存在で生起する現象を指すはずであるが、これまでの認知心理学的研究は、簡単化され、1つの顔と1つの音声との誤定位の問題として扱われてきた。しかしながら、1つの顔しか呈示されない実験状況では、音声が発せられるのは呈示された顔しかないというバイアスがのった実験結果である。人形使いと人形という2つの顔情報が存在すれば、どちらが音声を発するか不確定という状況、すなわち多義的な解釈が成り立つ状況において、発声源を判断させる実験でなければ、本来の腹話術効果の生起要因は解明できない。腹話術ばかりではなく、視聴覚間の音韻整合性による錯覚の代表的現象であるMcGurk効果の生起も、音韻判断課題を加えた新たな実験により確認できた。さらに、腹話術効果とMcGurk効果の時間特性を調べるために、初期視覚研究で取り上げられるSAT課題を用いた実験を行った。この研究成果は、第43回NIPS国際シンポジウムで発表すると共に、Brain Nerve誌に学術論文として採録された。
|
現在までの達成度 (段落) |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|