研究領域 | 植物の環境感覚:刺激受容から細胞応答まで |
研究課題/領域番号 |
23120501
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
綿引 雅昭 北海道大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (70396282)
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2013-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2012年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2011年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
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キーワード | Auxin / feedback regulation / Luciferase / オーキシン / ルシフェラーゼ / 遺伝応答 / 環境情報 |
研究実績の概要 |
本研究では短寿命型ルシフェラーゼを使って,早期オーキシン誘導性AUX/IAA19の発現挙動を詳細に解析することで,形態形成の時間的空間的制御過程を明らかにし,オーキシン応答性遺伝子の挙動を可視化する技術の開発と検証を行った。 pIAA19:ELuc-PESTシロイヌナズナの根切片を用い,pIAA19:ELuc-PEST活性の基底状態からの外性オーキシンに対するオーキシン応答キネティクスを計測した。その結果,1)AUX/IAA19のIAAに対する応答は一過的である,2)オーキシン応答は濃度依存的であるが,至適値以上では阻害される,3)一過的な応答の後,さらに高濃度のオーキシン投与によって一過的な応答を誘導できるが,初回の応答とは異なったキネティクスを示す。4)オーキシン投与から応答までの時間差に濃度依存性は見られない。これらのことから,オーキシン基底状態を活性化させる因子の性質は濃度依存性という観点から同一であるが,活性の進行にかかわる因子に濃度依存性があることが示唆された。さらにオーキシンレセプターであるTir1/AFBs阻害剤PEO-IAAで前処理した場合,1)一過的な発現は維持されているが,発現速度においてPEO-IAAは外性IAAと競合している,2)同レベルのIAA濃度で発現速度を比較したとき,PEO-IAA投与時のほうが総発光量が低い。ドミナント突然変異体aux/iaa19/msg2-1,ARF7, ARF19,ARF7/ARF19背景では1)野生型に比べて発現速度が低下していたが,高濃度のオーキシンで活性化できる,2)総発光量は野生型msg2-1arf7arf7/arf19の順に低下していた。 以上のことから,オーキシン初期応答はAUX/IAA-ARF-Tir1/AFBsのコンビネーション変化による次空間的な制御を受けていることが示唆された。
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現在までの達成度 (段落) |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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