研究領域 | 植物の環境感覚:刺激受容から細胞応答まで |
研究課題/領域番号 |
23120523
|
研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
|
配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
|
研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
和田 正三 九州大学, 理学(系)研究科(研究院), 特任教授 (60011681)
|
研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2013-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
|
配分額 *注記 |
16,380千円 (直接経費: 12,600千円、間接経費: 3,780千円)
2012年度: 8,190千円 (直接経費: 6,300千円、間接経費: 1,890千円)
2011年度: 8,190千円 (直接経費: 6,300千円、間接経費: 1,890千円)
|
キーワード | 葉緑体運動 / 葉緑体 / CHUP1 / アクチン繊維 / シロイヌナズナ / 外包膜 / 青色光 / phototropin / 酵母ツーハイブリッド |
研究実績の概要 |
1.「CHUP1の新規結合因子CHIP1の解析」: CHUP1の相互作用因子として、Dual Membrane Yeast Two-Hybrid解析により同定されたCHIP1 (CHUP1-Interacting Protein 1)の葉緑体運動への影響とCHUP1動態制御機構における機能を解析した。シロイヌナズナには2種類のCHIP1ホモログが存在し、それぞれCHIP1-like 1 (CHIL1), CHIL2と命名した。一方ゼニゴケ、シダなどの下等植物ではCHIP1だけが存在する。CHIP1はCHUP1と同様に、1細胞中にある多数の葉緑体が光定位運動を示す陸上植物に広く保存されていることが明らかになった。また、CHIP1とCHUP1の細胞内での結合をBiFC法で示した。以上のことから、CHIP1はCHUP1と共に、葉緑体運動機構に必須の因子である可能性が示唆された。2.「CHUP1の細胞内分布制御におけるアクチンの役割」:CHUP1の細胞内分布制御に対するアクチンの関与を2種類のアクチン阻害剤(Cytochalasin D, CytD; Latrunculin B, LatB)を用いて調べた。その結果、アクチン繊維のbarbed endに結合しアクチンサブユニットの結合・脱結合を阻害するCytDの処理では、青色光に依存した粒状CHUP1が分散する変化が起こらないこと、アクチンモノマーに結合しアクチン重合を阻害するLatB処理では、粒状CHUP1が分散化し、その後再配置までは起こるが、葉緑体運動は起こらないことが分った。以上の結果は、CHUP1の細胞内再分布にはアクチン繊維の再構築が必要であることを示唆している。
|
現在までの達成度 (段落) |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|