研究領域 | 東アジアにおけるエアロゾルの植物・人間系へのインパクト |
研究課題/領域番号 |
23120702
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
複合領域
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
関口 和彦 埼玉大学, 理工学研究科, 助教 (50312921)
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2013-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
7,020千円 (直接経費: 5,400千円、間接経費: 1,620千円)
2012年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2011年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | 超微小粒子 / 慣性フィルタ-サンプラー / 移動発生源 / 微小粒子 / 成分分析 / 粒子成長 / キューリーポイントパイロライザー / 海外観測 / 慣性フィルターサンプラー / アーティファクト / 距離減衰 |
研究実績の概要 |
本年度は、昨年度実施した慣性フィルター(INF)サンプラーを用いた国内移動発生源観測について、大気中超微小粒子(UFP)から微小粒子(FP)への粒子成長挙動についてさらなる解析を進めるとともに、健康影響指標となる多環芳香族炭化水素(PAH)の迅速分析法の開発、さらに海外におけるUFP濃度把握のために、韓国ソウル市内道路近傍でのフィールド観測を実施した。以下に得られた結果を要約する。 ・道路近傍とバックグラウンド大気においてフィールド観測結果をさらに解析した結果、UFPとFPの主要構成成分はそれぞれ炭素成分ならびにイオン成分であり、UFPならびにFP中のOC1とSoot-ECがバックグラウンド大気で高い相関を示していた。これらは、揮発の少ない冬季に観測できる独特の傾向であると考えられ、OC1成分を核にUFPが発生源から移流拡散しFPへ成長している可能性が示唆された。イオン成分である硫酸塩成分は道路近傍からの距離で凝縮しながらUFPの範囲内で濃度割合を増加させる傾向が示唆されたが、これは大粒径側への成長速度が遅いことを示しており、UFPは成長速度の違いで発生源影響の受け方が異なることが明らかとなった。 ・韓国ソウル市内において、道路近傍ならびにバックグラウンド大気でのUFPとFPの大気観測を実施した。観測場所は、日本における冬季観測状況と近い条件を設定しその傾向を観察した。その結果、韓国ソウル市ではUFP、FPともに日本よりも高い炭素成分濃度を示したが、UFPの炭素フラクション濃度は近い変動傾向を示した。 ・標準PAH試料を用いてキューリーポイントパイロライザー(CPP)-GC/MS法を検討した結果、フィルター上のPAH成分に対する簡易分析の可能性が示唆された。この時、最適な熱脱離温度、熱脱離時間、ガス流量はそれぞれ、386℃、10 s、20 mL/minと決定された。
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現在までの達成度 (段落) |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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