研究領域 | 細胞シグナリング複合体によるシグナル検知・伝達・応答の構造的基礎 |
研究課題/領域番号 |
23121517
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
田中 秀明 大阪大学, たんぱく質研究所, 助教 (40346169)
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2013-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2012年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2011年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | ボルト / X線結晶構造解析 / 脂質ラフト / 自然免疫 / 生体超分子複合体 / 核酸-タンパク質複合体 / vault / 自然免疫反応 |
研究実績の概要 |
ボルト(vault)は3種類の蛋白質と1種類のRNAによって構成されており、分子量約1000万でサイズが約40nm×67nmという今日までに報告されている中では最大のRNA-蛋白質複合体である。本質的な機能は未だに明らかになっていないが、脂質ラフトに集まって自然免疫反応に関与する可能性が示されており、このことは我々が3.5#197;分解能で決定したボルト粒子外殻の立体構造から得られた情報とも一致している。したがって、本研究ではMVPのみで構成されるボルト粒子を2.8#197;分解能で構造決定することを目指すと同時に、コレステロール誘導体との複合体構造解析も合わせて行い、ボルトがどのようにして脂質ラフトを認識するのかを原子レベルで明らかにすることを目指した。我々が決定したボルトの構造では、ボルトのウェスト部位(MVPのN末端同士)の会合は非常に弱く、フレキシブルなため、この部分の電子密度が不明瞭でした。これが、ボルト結晶の分解能が向上しない原因であると考え、遺伝子工学的手法によりMVPのN末端にロイシンジッパーを導入し(LZ-ボルト)、粒子の安定化を図りました。その結果、従来比の15倍以上の収量(昆虫細胞1L培養あたり80mg)で非常に均一で安定した粒子を得る事が可能になりました。現在は、このLZ-ボルトを用いて結晶化条件の検索を行っています。
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現在までの達成度 (段落) |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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