研究領域 | 細胞シグナリング複合体によるシグナル検知・伝達・応答の構造的基礎 |
研究課題/領域番号 |
23121527
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
寺脇 慎一 群馬大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (10452533)
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2013-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2012年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2011年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 逆行性輸送 / BICD / Rab6 |
研究実績の概要 |
Bicaudal-D1 (BICD1)は、微小管を介して小胞膜や中心体関連タンパク質をゴルジ体や中心体周辺への逆行性輸送を制御するタンパク質であり、小胞膜上にある低分子量Gタンパク質Rab6やモータータンパク質ダイニンのダイナクチンサブユニットとそれぞれ相互作用することが報告されている。本研究では、BICD1の全長、Rab6複合体、そして、ダイナクチンサブユニットとの複合体のX線結晶構造解析をおこない、モータータンパク質が輸送分子を選別する仕組みの理解を目指す。今年度は、以下の内容について検討をおこなった。 1、ダイニンとの相互作用に関わるBICD1 N末端ドメインの発現、精製をおこない、結晶化実験をすすめた。その結果、多価アルコール類を沈殿剤とする条件において、針状結晶が析出することを確認した。今後、X線回折実験に適したサイズの結晶を得るため、結晶化条件の最適化をおこなう。 2、前年度検討したBICD1のC末端Rab6結合領域とRab6との複合体の精製試料をもちいて、結晶化スクリーニングをおこない、ポリエチレングリコールを沈殿剤とする条件において、棒状結晶が析出することを確認した。今後、組成分析とX線回折実験をおこない、構造決定を進める。 3、BICD1 C末端ドメインの単独での精製条件の確立に成功した。また、アルコール系の沈殿剤を含む結晶化条件から得られた結晶について放射光施設Photon FactoryでX線回折実験をおこなったところ分解能2Aの回折データの収集に成功した。今後、重原子同県置換法による構造決定をおこなう予定である。
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現在までの達成度 (段落) |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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