研究領域 | 細胞シグナリング複合体によるシグナル検知・伝達・応答の構造的基礎 |
研究課題/領域番号 |
23121536
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 独立行政法人国立循環器病研究センター |
研究代表者 |
武田 壮一 独立行政法人国立循環器病研究センター, 研究所, 室長 (80332279)
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2013-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
7,800千円 (直接経費: 6,000千円、間接経費: 1,800千円)
2012年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2011年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | 細胞外シグナリング / プロテアーゼ / タンパク質間相互作用 / モジュラータンパク質 / 蛇毒 / X線結晶構造解析 / トロンビン産生 / ドメイン構造 |
研究実績の概要 |
本研究では細胞外プロテオリシスを介した生体シグナリング機構の理解を目的として、蛇毒由来の二つのプロトロンビン活性化プロテアーゼpseutarin-Cおよびmultactivaseに焦点を当て、結晶構造を解明する。これら蛇毒タンパク質は複数のサブユニットおよびドメインからなるモジュラープロテアーゼであり、これらのタンパク質に対応するヒトホモログ分子群は発生・分化、様々な疾患の原因や血栓形成に関わるシグナリング分子である。しかしながら、これらヒトタンパク質は大量発現の困難さや過渡的にしか形成されない複合体のため構造研究が進んでいない。本研究では比較的安定な蛇毒タンパク質の立体構造解析を行うが、それらを通じてヒトホモログ分子群についての構造基盤を明らかにすることを目的とする。血液凝固Va/Xa因子複合体ホモログの巨大なセリンプロテアーゼであるPseutarin-Cについては前年度までに精製方法を確立していたが、さらに糖鎖除去等を行い試料の均一性を高めることで微結晶ながら複数の条件で結晶を得ることに成功した。その内の一つの条件の結晶について50μ角程度の大きさながらSPring-8ビームラインBL44XUにおいて7.6Å分解能までの回折点を確認することに成功した。しかし、この結晶については再現性が低いこと、分解能の向上が困難な上、非対称単位に複数分子が存在するため、構造解析を進めることが困難であることが判明した。そこで糖鎖除去に加えてリジン残基の還元メチル化を試みたところ、これまでと異なる条件下で結晶が得られることが分かり、これら新たに得られた結晶のキャラクタリゼーションを現在進めている。
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現在までの達成度 (段落) |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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