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Slit-Roboシグナルによる血管網形成の制御機構の解明

公募研究

研究領域血管ー神経ワイヤリングにおける相互依存性の成立機構
研究課題/領域番号 23122515
研究種目

新学術領域研究(研究領域提案型)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関大阪大学

研究代表者

山崎 大輔  大阪大学, 微生物病研究所, 助教 (50422415)

研究期間 (年度) 2011-04-01 – 2013-03-31
研究課題ステータス 完了 (2012年度)
配分額 *注記
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2012年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2011年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワード細胞内情報伝達 / シグナル伝達
研究実績の概要

Slit-Roboシグナル経路は生体内における血管のネットワーク形成においてその重要性が示唆されているが、個々の細胞においてどのような生理機能に影響を及ぼしているのかは不明な点が多い。本研究では細胞レベルでのSlit-Roboシグナル経路の役割を明らかにすることを目的とし、その下流因子のひとつであるsrGAP1の機能解析を行った。srGAP1の細胞内局在を検討したところ、運動先端で形成される膜突起ラメリポディアの先端に強く濃縮していることが分かった。srGAP1は複数の機能ドメインから構成される分子であるが、そのN末端側に存在するF-BAR-FXユニットを介して形質膜を構成するリン脂質や低分子量G蛋白質Racの活性化型に結合することで、ラメリポディアへと運ばれている。srGAP1がもつGAP活性の特異性を検討したところRac特異的なGAPであったことから、srGAP1はRacの活性化により運動先端へと運ばれ、その領域におけるRac活性を負に制御すると考えられた。そこで次に内在性のsrGAP1の発現をRNA干渉法により抑制し、そのときのRac活性をFRET法を用いたライブイメージングにより検討した。通常運動先端では細胞内の他の領域と比較してRac活性の亢進が認められるが、srGAP1の発現を抑制した細胞ではRac活性が亢進している領域が広がっていた。こうしたRac活性分布の変化によりラメリポディアの安定性が増加し、細胞がもつ運動の特性に変化が生じた。これらの結果からsrGAP1はRac活性の調節を介して細胞運動を制御していることが明らかとなった。

現在までの達成度 (段落)

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(2件)
  • 2012 実績報告書
  • 2011 実績報告書

URL: 

公開日: 2011-04-06   更新日: 2018-03-28  

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