研究領域 | 血管ー神経ワイヤリングにおける相互依存性の成立機構 |
研究課題/領域番号 |
23122518
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
並木 淳 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (20189195)
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2013-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
11,050千円 (直接経費: 8,500千円、間接経費: 2,550千円)
2012年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2011年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
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キーワード | 生物分子科学 / ニッシェ / 生理活性 / プロテオミクス / 神経幹細胞 / 血管内皮細胞 / 神経新生 / 神経再生 / 再生医学 / 神経科学 / プロテオーム |
研究実績の概要 |
本研究は、研究代表者が同定した血管内皮前駆細胞が分泌する新規の生理活性蛋白質(ここではEPC factor1と呼ぶ)について、神経幹細胞に対する培養維持増幅効果の検討、マウスin vivoでの効果の検討、in vitroでの作用分子メカニズムの解析、ヒトホモログの作用効果の検証を目的とする。 EPC factor1 は空間的に脳内の神経新生領域に存在する血管内皮に選択的な発現を示すだけでなく、マイクロアレイやリン酸化プロテオミクスによる網羅的解析の結果から、時間的にも自己複製を促進し増幅された神経幹細胞を神経新生へと誘導する、神経再生にきわめて合目的な作用を有する血管由来ニッシェ因子であることが示された。さらにディファレンシャル・プロテオミクス(対照群の蛋白質分画との差分から、目的とする特異的蛋白質を同定する、二次元電気泳動と液体クロマトグラフィー、質量分析を組み合わせた手法)による解析の結果、EPC factor1のほかにPEDF、そして新生ニューロンの遊走に関わるGelsolin が血管内皮前駆細胞に特異的な蛋白質として同定され、血管内皮は脳内の神経幹細胞ニッシェにおいて、複数の因子を効果的に分泌して神経幹細胞の維持と脳内ニューロンの供給に重要な役割を演じていることが明らかになった。 さらに、マウス蛋白質EPC factor1のヒトホモログ候補蛋白質についてin vitroでの解析を行った結果、EPC factor1と相同性の高いヒトホモログ蛋白質の存在(既知のヒト蛋白質データベースにはない)が示唆された。
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現在までの達成度 (段落) |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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