研究領域 | 食欲と脂肪蓄積の制御と破綻の分子基盤の解明 |
研究課題/領域番号 |
23126518
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
斎藤 祐見子 広島大学, 総合科学研究科, 教授 (00215568)
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2013-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
7,280千円 (直接経費: 5,600千円、間接経費: 1,680千円)
2012年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2011年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
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キーワード | G蛋白質共役型受容体 / 摂食 / 海洋微生物 / Gタンパク質共役型受容体 / 神経ペプチド / カルシウム / Gタンパク質 |
研究実績の概要 |
本研究では、摂食調節への関与を裏付ける証拠がありながらも「受容体-内在性リガンド」の組み合わせが未だ解決しないシステムを標的とする。すなわち摂食に関与する①脳に局在するオーファン受容体BRS3の内在性リガンド同定 ②視床下部に局在するオーファンペプチドCARTに対する受容体同定を目指した。 ①海洋微生物の多様性に着目し、カイメン共在細菌群から抽出したDNAをライブラリー化したメタゲノムライブラリーを探索資源とした。まず、10万クローンの中から、ペプチド新生関連遺伝子を持つ120クローンを選択した。次に、BRS3発現培養細胞に各ライブラリークローン由来物質(熱処理した大腸菌培養上清)を適用し、細胞内シグナル応答の評価を行った。クローンの培養条件(メディウム組成、温度、時間、培養容器等)を様々に検討した結果、3クローンの培養上清がBRS3発現系においてCa2+シグナル陽性反応を示した。そこで次に、疎水性クロマトグラフィーによる分画を行い、精製2段階目においてクローン42由来のあるフラクションのCa2+シグナル動員活性が再現性良く得られることを見出した。 ②種々の神経系由来細胞株にCARTをアプライし、鍵となる活性型リン酸化酵素を検出することによりスクリーニングを行った。その結果、CART55-102の添加によりERK活性が亢進する海馬由来の神経細胞株を同定した。
カイメン共生細菌から分離された有用物質・環状ペプチドは、治療に多大に貢献している製剤も多いが、メタゲノムを用いたGPCRのリガンドスクリーニングはこれまでに報告はない。今後も引き続きCART受容体内在性発現細胞とともに、申請者オリジナルの展開が期待できる。
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現在までの達成度 (段落) |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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