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脊椎の分節性を生み出すロジックの解明

公募研究

研究領域ミクロからマクロへ階層を超える秩序形成のロジック
研究課題/領域番号 23127503
研究種目

新学術領域研究(研究領域提案型)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関東京工業大学

研究代表者

猪早 敬二  東京工業大学, 生命理工学研究科, 助教 (70302958)

研究期間 (年度) 2011-04-01 – 2013-03-31
研究課題ステータス 完了 (2012年度)
配分額 *注記
9,620千円 (直接経費: 7,400千円、間接経費: 2,220千円)
2012年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2011年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
キーワード発生・分化 / メダカ / 骨形成 / 脊椎発生 / 分節性
研究実績の概要

従来、脊椎の分節は胚発生初期の体節の分節性に依存するとされてきたが、体節の分節性に依存しない脊椎分節機構の存在が、最近の報告から示唆されている。すなわち体節から分化した骨芽細胞は、体節の分節性にとらわれることなく、自発的に秩序ある脊椎の分節パターンをつくり出すと考えられる。本研究では、骨芽細胞の動態や、筋肉・神経・血管などの諸器官との相互作用を、トランスジェニックメダカを用いてライブイメージング解析し、それらをもとに脊椎形成の新たなロジックを発見・提唱することを目指している。
当該年度は、ライブイメージング解析を行うためのトランスジェニクメダカ系統の開発を主に行った。その1つである10型コラーゲン-EGFPトランスジェニックメダカは、成熟軟骨細胞の分化マーカーである細胞外マトリックス蛋白質、10型コラーゲンのプロモーター制御下でEGFPが発現するトランスジェニック系統である。興味深いことに、10型コラーゲンは硬骨魚類において骨芽細胞で発現することが知られている。本研究で開発に成功したメダカトランスジェニック系統においても、骨の石灰化パターンにしたがってEGFP陽性細胞が出現することが確認され、これらのEGFP陽性細胞は骨芽細胞であることが強く示唆された。また10型コラーゲン-EGFP陽性細胞が骨芽細胞であることを同定するために、既存のosterix-DsRedトランスジェニック系統とのダブルトランスジェニックメダカを作製した。その結果、10型コラーゲン-EGFP陽性細胞の一部がosterix-DsRed陽性細胞へと変化することが明らかとなり、10型コラーゲン-EGFP陽性細胞は骨芽細胞の前駆細胞であると結論した。本研究の成果により、骨芽細胞前駆細胞から骨芽細胞への分化が生きたままの個体で観察することが可能となった。

現在までの達成度 (段落)

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(2件)
  • 2012 実績報告書
  • 2011 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2013 2012 2011

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] Trunk exoskeleton in teleosts is mesodermal in origin.2013

    • 著者名/発表者名
      Atsuko Shimada
    • 雑誌名

      Nature Communications

      巻: 4 号: 1 ページ: 1-8

    • DOI

      10.1038/ncomms2643

    • 関連する報告書
      2012 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] レチノイン酸合成酵 素:raldh2 は メ ダ カ の脊椎骨形成に重要 である2012

    • 著者名/発表者名
      田崎舞
    • 学会等名
      日本動物学会第83回大会
    • 発表場所
      大阪大学(大阪)
    • 年月日
      2012-09-13
    • 関連する報告書
      2012 実績報告書
  • [学会発表] 脊椎骨融合メダカ変異体fu-4の解析2011

    • 著者名/発表者名
      富澤志帆
    • 学会等名
      日本動物学会第82回大会
    • 発表場所
      大雪アリーナ(旭川)
    • 年月日
      2011-09-22
    • 関連する報告書
      2011 実績報告書
  • [学会発表] 脊椎形成に異常を示すメダカraldh2変異体の解析2011

    • 著者名/発表者名
      田崎舞
    • 学会等名
      日本動物学会第82回大会
    • 発表場所
      大雪アリーナ(旭川)
    • 年月日
      2011-09-21
    • 関連する報告書
      2011 実績報告書

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公開日: 2011-04-06   更新日: 2018-03-28  

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