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サンゴに共生する褐虫藻類の比較ゲノム学的研究

公募研究

研究領域複合適応形質進化の遺伝子基盤解明
研究課題/領域番号 23128515
研究種目

新学術領域研究(研究領域提案型)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関沖縄科学技術大学院大学

研究代表者

將口 栄一  沖縄科学技術大学院大学, その他の研究科, 研究員 (90378563)

研究期間 (年度) 2011-04-01 – 2013-03-31
研究課題ステータス 完了 (2012年度)
配分額 *注記
21,320千円 (直接経費: 16,400千円、間接経費: 4,920千円)
2012年度: 10,660千円 (直接経費: 8,200千円、間接経費: 2,460千円)
2011年度: 10,660千円 (直接経費: 8,200千円、間接経費: 2,460千円)
キーワード褐虫藻ゲノムの解読 / 褐虫藻類の比較ゲノム / 共生進化メカニズム / 遺伝子構造 / ゲノム / 共生 / 褐虫藻 / サンゴ / 海洋環境系 / 渦鞭毛藻 / プラスチドゲノム / ミトコンドリアゲノム
研究実績の概要

共生を理解するためには, 共生の成り立ち, 保持, 崩壊のメカニズムを理解する必要がある。これらを理解する上でまた海洋環境系を考える上で, サンゴやシャコガイなどに共生する褐虫藻を含む渦鞭毛藻類は重要な生物である。褐虫藻は長い間同一種と考えられてきたが, 最近の分子系統学的研究により, 現在ではクレードAからIまでの9つに分けられている。サンゴを含め褐虫藻と共生する無脊椎動物の約85%は毎世代新たに外界より褐虫藻を取り込む。また, サンゴの種によっては2種類以上のクレードの異なった褐虫藻を取り込むことも知られている。このような複雑な褐虫藻の共生の際の振る舞いを理解するには, 褐虫藻ゲノムの比較解析が必須である。私たちは現在知られている渦鞭毛藻類の中でゲノムサイズが最も小さく, 単離培養の成功している褐虫藻Symbiodinium minutumクレードB1のゲノム(1,500Mb)解読に取り組んだ。さらに, 沖縄の海に生息する2種の褐虫藻類のゲノム(クレードAとクレードC)を次世代シーケンサーにより解読し, クレードBゲノムとの比較解析を目指した。クレードBのドラフトゲノム配列(約616 Mbp)から, 約42,000の遺伝子モデルセットを得た。遺伝子はイントロンリッチ(遺伝子あたり平均18.6)であり, 5’スプライス部位のコンセンサス配列としてGTの他にGC, GAがみつかった。核タンパク質をコードする遺伝子群には原核生物と真核生物の両方のタイプが含まれていた。多くの隣接する遺伝子が同じDNA鎖上にコードされていた。またクレードAのゲノム(2,200Mb)をシーケンシングし, 約50Xカバーレージのデータのアセンブルから, 約700Mbのドラフトゲノム配列を得た。さらにクレードCのゲノム(2,700Mb)をシーケンシングし, 約70Xカバーレージのデータを得た。

現在までの達成度 (段落)

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(2件)
  • 2012 実績報告書
  • 2011 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2013 2012

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] MarinegenomicsDB: An integrated genome viewer for community-based annotation of genomes.2013

    • 著者名/発表者名
      Koyanagi, R., Takeuchi, T., Hisata, K., Gyoja, F., Shoguchi, E., Satoh, N., Kawashima, T.
    • 雑誌名

      Zool. Sci.

      巻: 30

    • NAID

      40019826380

    • 関連する報告書
      2012 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 渦鞭毛藻Symbiodinium minutumゲノムの解読2013

    • 著者名/発表者名
      將口栄一、新里宙也、スタダ ムンパッディー、行者蕗、小柳亮、竹内猛、久田香奈子、田中牧子、川島武士、佐藤矩行
    • 学会等名
      日本藻類学会
    • 発表場所
      山梨大学
    • 年月日
      2013-03-27
    • 関連する報告書
      2012 実績報告書
  • [学会発表] 渦鞭毛藻類Symbiodiniumのゲノムの解読2012

    • 著者名/発表者名
      將口栄一、新里宙也、Sutada Mungpakdee、行者蕗、小柳亮、 竹内猛、久田香奈子、川島武士、佐藤矩行
    • 学会等名
      日本分子生物学会
    • 発表場所
      福岡国際会議場・マリンメッセ福岡
    • 年月日
      2012-12-11
    • 関連する報告書
      2012 実績報告書

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公開日: 2011-04-06   更新日: 2018-03-28  

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