研究領域 | 質感認知の脳神経メカニズムと高度質感情報処理技術の融合的研究 |
研究課題/領域番号 |
23135503
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
複合領域
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
酒井 宏 筑波大学, システム情報系, 教授 (80281666)
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2013-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
7,670千円 (直接経費: 5,900千円、間接経費: 1,770千円)
2012年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2011年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 脳・神経 / 神経科学 / 認知科学 / 感性情報学 / 画像・文章・音声等認識 / 画像・文章・音声認識 / 計算視覚科学 |
研究実績の概要 |
リアリスティックな質感をもつ刺激から生起される3次元形状知覚の理解にアプローチした。陰影・ハイライト・透明感・半透明感といった質感因子に注目して,それらが引き起こす3次元形状知覚について心理物理学的・計算論的に検討した。 まず,リアリスティックな質感からの3次元形状知覚における光源へ依存性を理解するために,心理実験を実施した。具体的には,凹凸知覚の光源方向に対する依存性を測定した。この結果,凹凸知覚における光源への依存性は質感に依存することが示された。次に、3次元知覚がlocalな形状を捉えているかどうかを理解するために,新たな心理物理実験を実施した。具体的には,2点間の奥行き比較実験を行った。この実験によって,初年度に得た知見がlocalに成立しているのか,globalな凹凸感であるのかを検討した。実験の結果,質感からの形状知覚はlocal に成立していることが示された。 さらに,リアリスティックな質感からの3次元形状知覚に適応させたNMF/ICAを利用して,モデルの構築と符号化形式研究を実施した。 具体的には,3次元形状の皮質表現に注目して,心理物理実験から示される質感要因や画像特徴から3次元復元を行い得る制約について検討した。この結果,疎表現によってBRDFが表現できることが示された。このように,リアリスティックな質感をもつ刺激から生起される3次元形状知覚の理解に心理物理学的・計算論的にアプローチした。
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現在までの達成度 (段落) |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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