研究領域 | 質感認知の脳神経メカニズムと高度質感情報処理技術の融合的研究 |
研究課題/領域番号 |
23135514
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
複合領域
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
岡本 正吾 名古屋大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (10579064)
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2013-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
2012年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2011年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | 触感 / 触覚 / 皮膚 / ディスプレイ / テクスチャ / 振動 / ハプティクス / 振動触覚刺激 |
研究実績の概要 |
1) 触感空間の基底を認知言語学的アプローチによって特定 質感を多階層・多次元の情報空間とみなし、触覚にとっての質感である触感の基底構造を認知言語学的アプローチによって明らかにした。特に、触感空間の内、対象物の物理的特性の知覚に近い、材質感と呼ばれる層について、基底は5種類と捉えられるとした。得られた材質感の基底構造は心理物理学および神経生理学的な知見によって裏付けされた。その結果、触の材質感は、マクロな粗さ感・細かい粗さ感・摩擦感・硬軟感・温冷感の5次元構造で表現することが妥当であると結論付けた。 2) 触感空間と皮膚変形空間の対応計算 1)にて特定された触感空間の一部と、前年度に特定された皮膚変形の基底を多変量解析の計算手法によって対応させた。また、それを実現する計算手法の開発を継続して行っている。このように、触感という質的な空間と、皮膚変形という物理的な空間の対応が実現すれば、質感の再生および計算と理解に大いに役立つ。触感空間から、皮膚変形空間への射影は、触感の提示に相当する。逆方向の射影は、素材の触感を予想する行為に相当する。両空間の対応関係が妥当であるかどうかの検証を開発した振動触覚テクスチャ・ディスプレイを用いて開始し、良好な結果を得ている。一例を示すと、皮膚変形空間にて2種の素材を表現する素材を合成し、その合成された仮想素材をディスプレイを用いて再生したところ、2種の素材の特徴を合わせたような触感が得られたことを心理学実験によって確認した。
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現在までの達成度 (段落) |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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