研究領域 | 質感認知の脳神経メカニズムと高度質感情報処理技術の融合的研究 |
研究課題/領域番号 |
23135517
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
複合領域
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
山本 洋紀 京都大学, 人間・環境学研究科(研究院), 助教 (10332727)
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2013-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
11,700千円 (直接経費: 9,000千円、間接経費: 2,700千円)
2012年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2011年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
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キーワード | 視覚 / 質感 / 色覚 / fMRI / MRS / 触覚 / 視覚皮質 / 風合い |
研究実績の概要 |
質感知覚の脳過程を、機能的磁気共鳴画像化法(fMRI)と核磁気共鳴スペクトロスコピー(MRS)を用いた多角的な脳イメージング実験によって調べた。 1. fMRI実験 前年度行った実物体を用いた3種の実験(視覚:印刷物とファブリック、触覚:ファブリック)の全てで腹側の高次視覚皮質の質感知覚への関与が示唆された。しかしながら、この領域がどの視覚野に相当するかは不明である。従来のレチノトピー測定技術ではこの高次領域の視覚野を決定するのは困難なため、新たな視覚刺激を用いた測定法を考案した。現在、その新手法を用いて、腹側質感知覚関連野の視覚野の同定作業を行なっている。 2. MRS実験 近年、核磁気共鳴スペクトロスコピー(MRS)撮像技術の発展により、ヒト生体脳内で、主要な抑制性神経伝達物質であるGABA濃度の非侵襲的測定が可能となってきた。これによって、低次視覚野のGABA濃度と方位弁別閾値が相関する(1)など、感覚野のGABA濃度が知覚に影響することが明らかになってきた。本研究では、質感知覚の生化学的基盤解明への第一歩として、腹側の質感関連領野と後頭の低次視覚野のGABA濃度をMRSによって測定した。被験者は健常成人男性6名で、測定は閉眼安静時に行った。全被験者の全領域のスペクトルで、GABAに対応する3 ppm 付近に明確なピークが見られた。興味深いことに、後頭のGABAスペクトルは被験者間でよく一致していたのに対して、腹側では個人差が大きかった。この腹側のGABA濃度の個人差は、質感知覚の個人差と対応しているのかもしれない。
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現在までの達成度 (段落) |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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