| 研究領域 | ダークマターの正体は何か?- 広大なディスカバリースペースの網羅的研究 |
| 研究課題/領域番号 |
23H04009
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| 研究種目 |
学術変革領域研究(A)
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| 配分区分 | 補助金 |
| 審査区分 |
学術変革領域研究区分(Ⅱ)
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| 研究機関 | 仙台高等専門学校 |
研究代表者 |
林 航平 仙台高等専門学校, 総合工学科, 准教授 (20771207)
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| 研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2025-03-31
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| 研究課題ステータス |
完了 (2024年度)
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| 配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2024年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2023年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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| キーワード | 暗黒物質 / 銀河系矮小楕円体銀河 / すばる望遠鏡 / 銀河動力学 / ダークマター / 銀河系矮小銀河 |
| 研究開始時の研究の概要 |
宇宙の物質の約8割以上はダークマターという物質に支配されている。しかしその正体は未だ謎のままであり、現代物理学において最大の問題の1つとなっている。この未知の物質の正体を解明するため、本研究では天文観測によるアプローチの1つである、銀河系矮小楕円体銀河のダークマター分布の高精度決定に焦点をあてる。 本研究はダークマター理論に有益な制限を与えるだけでなく、ダークマター間接的検出実験にも貢献できる研究であり、分野横断的研究として世界的に大きなインパクトを与えることができる。
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| 研究実績の概要 |
我々の宇宙に存在する物質の大半は、いまだ正体が明らかになっていない暗黒物質で占められていると考えられており、その性質を解明することは現代物理学における最も重要な課題のひとつである。特に、銀河系に付随する矮小楕円体銀河は、暗黒物質の支配的な重力ポテンシャルの中で形成・進化しており、その内部における暗黒物質密度分布を明らかにすることは、暗黒物質理論モデルの検証や間接的検出において極めて重要な手がかりを提供する。 本研究では、これら矮小銀河に含まれる恒星の運動情報(視線速度分布など)をもとに、暗黒物質密度分布を推定する動力学的手法の開発と適用を進めてきた。特に、すばる望遠鏡に新たに搭載された超広視野多天体分光器(PFS)によって得られる大規模観測データを念頭に置き、実際の観測条件(視線速度の不定性、観測星数など)を反映した模擬データを作成し、視線速度分布の高次モーメントを含む解析手法の検証を行った。その結果、従来よりも豊富な運動情報が暗黒物質分布の制約強化に有効であることを定量的に示し、本成果は学術論文として受理された。 また、自己相互作用する暗黒物質(SIDM)理論に注目し、これを導入した準解析的ハローモデル「SASHIMI-SIDM」を用いて、31個の銀河系矮小銀河に対する動力学解析を実施した。その結果、SIDMの主要パラメータである自己相互作用断面積に対し、これまでで最も厳しい制限を与えることに成功した。 さらに、2023年に打ち上げられたX線分光撮像衛星XRISMを活用した、キロ電子ボルトスケールの暗黒物質探索に向けた理論検討も行った。特に、矮小銀河におけるX線観測が持つ科学的意義を理論・観測両面から検討し、今後の観測提案書提出に向けた準備を進めている。
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| 現在までの達成度 (段落) |
令和6年度が最終年度であるため、記入しない。
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| 今後の研究の推進方策 |
令和6年度が最終年度であるため、記入しない。
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