公募研究
学術変革領域研究(A)
近年の生命科学における多細胞システム研究では、システム全体の動作と個々の細胞の動作を同時に捉えるために、光学イメージングの大視野化が重要な技術の一つとなっている。従来の生物顕微鏡はレンズの性能、筐体の構造、イメージセンサーの画素数などの制限により、必ずしもその需要に応えられていなかった。申請者は、センチメーターを越える視野全域を1細胞分解能で観察できるイメージング系を開発してきた。このイメージング系を応用展開するために、本研究では、個体や組織などの散乱体内部を細胞観察可能な三次元分解能を実現する新規基盤技術を開発することを目的とする。