公募研究
学術変革領域研究(A)
本研究課題では、超短パルス光の波面制御技術を応用した微小領域での時間分解過渡吸収法の計測系を構築する。まず、透過行列による散乱体中での超短パルス光の集光とビームスキャンニングの技術開発を行う。その後、ポンプ光を光学チョッパーで変調することで、ポンプ光が集光されている場合とされていない場合の画像をプローブ側のカメラで取得する。過渡吸収法では、信号の大きさはポンプ光によって誘起されたプローブ光の強度変化を検出するため、集光されている必要はないという利点がある。微小空間領域での測定実現のため、様々な要素技術を発展させることで、時間分解過渡吸収イメージング法の確立を目指す。