研究領域 | 脳の若返りによる生涯可塑性誘導ーiPlasticityー臨界期機構の解明と操作 |
研究課題/領域番号 |
23H04211
|
研究種目 |
学術変革領域研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
学術変革領域研究区分(Ⅲ)
|
研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
三好 悟一 群馬大学, 大学院医学系研究科, 教授 (20519326)
|
研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2025-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
|
配分額 *注記 |
12,480千円 (直接経費: 9,600千円、間接経費: 2,880千円)
2024年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2023年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
|
キーワード | 自閉スペクトラム症 / 抑制ニューロン / 回路発達 / 発症の臨界期 / FOXG1症候群 |
研究開始時の研究の概要 |
近年、新たに自閉スペクトラム症(自閉症、ASD)モデル群を確立し、生後2週目の1週間を発症の臨界期として提案した。自閉症モデル動物の大脳皮質への未分化抑制細胞移植では、臨界期における操作では治療回復が認められる一方、臨界期を過ぎると効果が現れない。本研究では、本来の臨界期を過ぎた時期に臨界期を再構築することで、発症や治療をモデル動物に再現することを目標とする。自閉スペクトラム症臨界期メカニズムの理解を促進し、脳と心の発達機構の学術概念に新たな変革を起こす。
|
研究実績の概要 |
近年、新たに自閉スペクトラム症(自閉症、ASD)モデル群を確立し、生後2週目の1週間を発症の臨界期として提案した。疾患の中間表現型として異常が報告されているFOXG1因子を臨界期の期間に操作するだけで自閉症特性が現れ、それ以降の時期では効果がみられない。また自閉症モデル動物の大脳皮質への未分化抑制細胞移植では、臨界期における操作では治療回復が認められる一方、臨界期を過ぎると効果が現れない。そこで本研究では、生後2週における回路発達機構の解明に分子および回路レベルで取り組んでいる。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2023年度には新助教が着任し、精力的に研究に取り組んでくれているため順当に進捗している。
|
今後の研究の推進方策 |
生後2週目の臨界期に活発な神経活動を見せるニューロン群の重要性を明らかにし、活発な神経活動自体にどのような役割があるのかを解明することを目指す。
|