公募研究
学術変革領域研究(A)
翻訳はmRNAの配列情報をもとにタンパク質を合成する過程であり、多面的なタンパク質世界の中核をなす現象です。本研究では、翻訳の制御過程を細胞内において高時空間解像度でイメージングできる新規技術(Kobayashi & Singer, 2022, Nature Commun.)を活用し、近年論争になっている「翻訳はpoly(A)鎖によって促進されるのか・されないのか?」といった問いに、mRNA一つ一つの翻訳状態を細胞内で実際に可視化することで答えます。これにより、翻訳の典型的・非典型的な制御機構に迫ります。