公募研究
学術変革領域研究(A)
新生タンパク質の30%程度は、ユビキチン化を受け、合成後速やかに分解されていることが、20年前に報告されているが、どのようなタンパク質が合成後速やかに分解されているのかよくわかっていない。近年の研究により、本来の開始コドン以外から始まる、イントロン、UTRから翻訳されるなど、非典型的な翻訳が存在することがわかってきた。そこで本研究では、不安定だとされる非典型的な翻訳産物を含めて、共翻訳的に分解されるタンパク質がどのようなものかUb化ペプチドに注目しながら同定し、共翻訳的なタンパク質分解の可視化と、これら現象の生理的意義を明らかにすることを研究目的とする。