核質の分子動態がクロマチン機能に与える影響の検証

• 研究領域: ＤＮＡの物性から理解するゲノムモダリティ
• 研究課題/領域番号: 23H04287
• 研究種目: 学術変革領域研究(A)
• 配分区分: 補助金
• 審査区分: 学術変革領域研究区分(Ⅲ)
• 研究機関: 山口大学
• 研究代表者: 原 裕貴 山口大学, 大学院創成科学研究科, 准教授 (80767913)
• 研究期間 (年度): 2023-04-01 – 2025-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 13,000千円 (直接経費: 10,000千円、間接経費: 3,000千円); 2024年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円); 2023年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
• キーワード: 核 / クロマチン / 核質環境 / 細胞内環境

研究開始時の研究の概要

真核細胞の細胞周期や発生・分化の過程で、核内のDNA濃度と連動し、核質の物理環境は大きく変化することが予測される。しかし、核質分子の形態・動態変化の実態や核内クロマチンの高次構造や機能に与える影響は解析されておらず、生体内で高い多様性を示す核内DNA濃度がクロマチンの機能制御に至るまでの機構の全容は理解されていない。そこで本研究では、核内DNA濃度を実験的に変動可能な無細胞再構成法を開発し、核質分子や核内構造体の動態や形態変化の定量と摂動実験を行い、核質の分子動態がクロマチン構造や機能に与える影響を検証する。