公募研究
学術変革領域研究(A)
建築には重力などの外力に抗する力学設計が必須である。私たちは、外力に抗した体の 3D 建築工法: 1原因遺伝子 YAP による細胞での力学制御による 3D 組織の構築、2非細胞素材である細胞外マトリクス加工を介した 3D 組織同士を並べる(組織の隣接化)の作業によって、臓器・からだの形が建築されることを見出した。原因遺伝子の転写共役因子 YAP による細胞-ECM 間の双方向性力学調整(メカノホメオスターシス): 外力で押されたら押し返すメカニズムが、1細胞からからだ全体の構築までを連携・調節することを示した。本研究では、YAP の2つの建築メカニズムが発生後期に果たす役割を明らかにする。