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力学モデルで理解する細胞集団の協同現象としての非細胞素材操作

公募研究

研究領域素材によって変わる、『体』の建築工法
研究課題/領域番号 23H04320
研究種目

学術変革領域研究(A)

配分区分補助金
審査区分 学術変革領域研究区分(Ⅲ)
研究機関横浜市立大学

研究代表者

立川 正志  横浜市立大学, 理学部, 准教授 (30556882)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 採択後辞退 (2024年度)
配分額 *注記
7,800千円 (直接経費: 6,000千円、間接経費: 1,800千円)
2024年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2023年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
キーワード細胞形態 / シミュレーション / 生物物理学
研究開始時の研究の概要

本研究の目的は非細胞素材を操作する細胞集団の力学モデルを構成し、シミュレーションすることで、どのような力学作用が素材を操作し、それはどのような発生現象と対応するか解析することにある。力学モデルを通して、細胞運動を、弾性力や接着力など素性の良い少数の力学因子へ分解し、分子の働きとの間をロジックとしてつなげる。提案者は生体膜の調律されたシミュレーション環境を開発しており、その強みを生かして研究を遂行する。
ゼブラフィッシュやカイメンで観察される『針状素材』に焦点を当て、細胞集団がこの素材をどのように協調的にハンドリングし、運び、整列させるか、力学的理解を目指す。

研究実績の概要

本研究の目的は非細胞素材と相互作用する細胞の形態力学モデルを構成しシミュレーションすることで、どのような力学作用が素材を操作し、それはどのような発生現象と対応するか解析することにある。特に本研究提案では、針状の素材を複数の細胞が協同的に操作する現象を対象とし、その協同性の力学的起源を突き止めること目的とする。
本研究遂行のために、まず、安定な構造を保って運動する細胞集団をモデル化する必要がある。そこで本年度は、これまでに構築したポリゴン膜シミュレーターへ、動物の発生過程に対する観察から分類点整理された細胞および細胞間の力学作用である、(1)細胞極性、(2)方向性運動、(3)細胞接着、(4)極性制御モデルを導入し、複数のポリゴン膜を用いて表現した細胞集団がどのように振るまうか調べた。
特に、細胞間接着および細胞と基盤との接着の大きさをさまざまに変化させたシミュレーションより、細胞集団の形態が接着力の比率によりコントロールされることを示した。さらに、この細胞集団シミュレーションに針状の素材を導入し、細胞間接着力、細胞と基盤との接着力、細胞と針状素材との接着力の3種類の力の大きさを変化させ、細胞集団がどのように針状素材を集団で把持しうるか調べた。その結果、細胞間接着がある程度の大きさを保った条件下で、細胞基盤接着と細胞針接着の力の比率が細胞集団による安定な針状素材の把持に重要であることを見出した。

現在までの達成度 (段落)

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

今後の研究の推進方策

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

報告書

(1件)
  • 2023 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2024

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Simulation study on “ torsion ” and local structure of chromosome: Loop structure via torsion-adding loop extrusion2024

    • 著者名/発表者名
      H. Yokota, and M. Tachikawa
    • 雑誌名

      日本シミュレーション学会英文誌

      巻: 11 号: 1 ページ: 54-72

    • DOI

      10.15748/jasse.11.54

    • ISSN
      2188-5303
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス

URL: 

公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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