研究領域 | 実世界の奥深い質感情報の分析と生成 |
研究課題/領域番号 |
23H04328
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研究種目 |
学術変革領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
学術変革領域研究区分(Ⅳ)
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研究機関 | クラスター株式会社(メタバース研究所) |
研究代表者 |
平木 剛史 クラスター株式会社(メタバース研究所), メタバース研究所, シニアリサーチサイエンティスト (40831326)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
7,800千円 (直接経費: 6,000千円、間接経費: 1,800千円)
2024年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2023年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | 拡張現実感 / 質感操作 / 無線電力伝送 / ソフトロボット |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、実素材の色彩や形状、触感をワイヤレス電力伝送を用いたエネルギー供給により制御することで、その素材性を活かした質感情報提示を実現するメディアを創出する。 加えて、この質感情報メディアをヒューマンインタフェースとして応用し、実素材の色彩・形状・触感の操作が人間にもたらす質感認知および行動変容についてユーザ実験により評価することで、深奥質感の操作と編集を実現する技術基盤を構築する。
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研究実績の概要 |
実素材の色彩や形状、触感をワイヤレス電力伝送を用いたエネルギー供給により制御することで、その素材性を活かした質感情報提示を実現するメディアを創出するため、本年度は主に実素材の制御に焦点を当てた研究開発を行なった。 磁界共鳴型ワイヤレス電力伝送によって小型ヒータを制御し、その加熱で実素材の特性を操作するための基盤技術においては、ひも状の液晶エラストマー素材に導電性塗料をコーティングした構造を作製し、塗料の皮膜をヒータとして利用できることを確認した。 また、実素材性を活かしたディスプレイ表現として、局所振動させたい領域の周囲に格子構造を埋め込み、この3次元構造を最適化することで、意図した場所を局所的に振動させる触覚ディスプレイ技術を構築した。加えて、触覚テクスチャ知覚に関連して、触覚テクスチャのなぞり速度と内受容感覚の精度との関連について、微細加工で作製した触覚サンプルのなぞり実験と心拍数カウント課題を用いて調査した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
磁界共鳴型ワイヤレス電力伝送を用いた実素材制御についての検討が進んでおり、また実素材性を活かしたディスプレイ表現についても研究を進め、国際会議発表等の成果が得られているため。
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今後の研究の推進方策 |
磁界共鳴型ワイヤレス電力伝送を用いた素材制御についての研究をさらに進展させていく。
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