公募研究
学術変革領域研究(A)
ミニマル人工脳のための分子アクチュエーションシステムを構築する条件として,リポソーム変形の人為的な誘導,繰り返し変形可能な可逆的制御,センサ・プロセッサから受け取った信号を素早く変形へと伝達する応答性が求められる.本研究では,周囲の環境変化にともなって瞬時にマイクロスケールの可逆的な形態変化を可能にする多型変換能をもつ細菌べん毛繊維をアクチュエータとして提案する.べん毛繊維の多型変換または集合状態の制御によって,リポソームの形態・動態を変化させることを目指す.