公募研究
学術変革領域研究(A)
本研究提案は時間生物学で捨てられてきた時系列データの「かたち」の情報の中に概日リズムの記述子を見出す。「うごき」と「かたち」を同時に解析する数学上のツールとして、勃興する微分幾何学のパラメータ付き曲線論を用いる。データとしては、バクテリアおよび植物の一細胞の概日リズム計測を専門とする申請者が保有する多数の24時間周期の遺伝子発現データを解析する。特に曲率に注目した解析手法を開発し、環境および遺伝情報の変化と時系列データのかたちの変化を対応づける。またリズム波形を正確に取り出すための実験的手法の開発を行う。