動的螺旋性を持つナノ材料の開発とその光制御

• 研究領域: 光の螺旋性が拓くキラル物質科学の変革
• 研究課題/領域番号: 23H04573
• 研究種目: 学術変革領域研究(A)
• 配分区分: 補助金
• 審査区分: 学術変革領域研究区分(Ⅱ)
• 研究機関: 東北大学
• 研究代表者: 豊田 良順 東北大学, 理学研究科, 助教 (60963981)
• 研究期間 (年度): 2023-04-01 – 2025-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 7,670千円 (直接経費: 5,900千円、間接経費: 1,770千円); 2024年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円); 2023年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
• キーワード: 分子螺旋性 / 光化学 / 発光 / ナノマテリアル

研究開始時の研究の概要

本研究では光照射に応答して螺旋性を反転させる分子マシンを発光色素と組み合わせた独自の分子システムをもとに、動的螺旋性を有するナノ材料群を開発し、光物性を開拓することで本学術変革領域に貢献する。申請者が最近開発した、「光構造異性化」と「発光特性」を両立する分子設計を発展させ、光で螺旋性の制御が可能な物質群を創製する。分子レベルのキラリティをマクロなスケールに伝達し、その分子デザインを発展させて動的ナノ構造体の構築を達成する。円偏光発現における構造物性相関の学術的理解や、キラリティを用いた単分子メモリ素子の実現にチャレンジする。