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探索から逃避へのモードシフトを創発する上丘の空間細胞ダイナミクス

公募研究

研究領域行動変容を創発する脳ダイナミクスの解読と操作が拓く多元生物学
研究課題/領域番号 23H04687
研究種目

学術変革領域研究(A)

配分区分補助金
審査区分 学術変革領域研究区分(Ⅲ)
研究機関国立遺伝学研究所

研究代表者

米原 圭祐  国立遺伝学研究所, 遺伝形質研究系, 教授 (80510619)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 採択後辞退 (2024年度)
配分額 *注記
7,280千円 (直接経費: 5,600千円、間接経費: 1,680千円)
2024年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2023年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
キーワード上丘 / 空間細胞 / 超小型内視鏡 / カルシウムイメージング / マウス / 行動定量解析 / 視覚情報処理 / 空間学習 / 生得的行動 / 生体機能イメージング
研究開始時の研究の概要

動物の生存に重要な生得的行動の多くにとって、行動を起こす位置や方位が重要である。しかし、これらの正確な定位行動の基盤となる脳動態は不明である。申請者は最近、逃避行動を仲介する脳部位であるマウス上丘に場所細胞や速度細胞を同定した。本研究ではこれらの空間細胞を含めた上丘細胞が探索行動から逃避行動へ切り替わる際にどのような活動変化を示すのかを超小型内視鏡によるカルシウムイメージング、ビデオ撮影と運動や姿勢の定量的解析、機械学習による多次元データ解析を組み合わせて明らかにする。本研究により探索行動から逃避行動へのモードシフトという柔軟性に富んだ行動変容の基盤となる脳動作原理の理解が進む。

研究実績の概要

動物の生存に重要な生得的行動の多くにとって、行動を起こす位置や方位が重要である。例えば、動き回る餌を捕獲するためには餌の方向へ動く必要があり、天敵が襲ってきた時はそれと反対方向ないしは安全なシェルターの方向へ素早く逃避する必要がある。しかし、これらの正確な定位行動の基盤となる脳動態は不明である。一方で、探索行動中の齧歯類の脳から場所細胞や頭方位細胞、グリッド細胞、速度細胞など空間認知に関わるとされる様々な神経細胞が同定されてきたが、これらの細胞の捕食や逃避などにおける定位行動との関連は不明である。我々は最近、逃避行動を仲介する脳部位であるマウス上丘に場所細胞や速度細胞を同定した。本研究ではこれらの空間細胞を含めた上丘細胞が探索行動から逃避行動へ切り替わる際にどのような活動変化を示すのかを超小型内視鏡によるカルシウムイメージング、ビデオ撮影とDeepLabCutによる運動や姿勢の定量的解析、機械学習による多次元データ解析を組み合わせて明らかにする研究を行った。その結果、一部の速度細胞には視覚依存性があることや、天敵を模した視覚刺激に応答してマウスがすくみ行動を示した際や自発的に歩行を停止した際に特異的に発火する停止細胞を発見した。本研究により探索行動から逃避行動へのモードシフトという柔軟性に富んだ行動変容の基盤となる脳動作原理の理解が進むことが期待される。

現在までの達成度 (段落)

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

今後の研究の推進方策

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

報告書

(1件)
  • 2023 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Subcortico-amygdala pathway processes innate and learned threats2023

    • 著者名/発表者名
      Khalil Valentina、Faress Islam、Mermet-Joret No?mie、Kerwin Peter、Yonehara Keisuke、Nabavi Sadegh
    • 雑誌名

      eLife

      巻: 12

    • DOI

      10.7554/elife.85459

    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著

URL: 

公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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