公募研究
学術変革領域研究(A)
多細胞動物の再生過程では、発生過程と同様にメカノ刺激が重要な役割を果たすことが想定されるが、生体での再生、特に個体レベルの再生や再編成を実現する力学-化学クロストークの実体や自己組織化メカニズムはほとんど明らかとなっていない。本研究では、原始後生動物であるエダアシクラゲを使って、個体再編成におけるパターン形成を実現するための幹細胞ダイナミクスとそれを制御する遺伝子発現とメカノ刺激のクロストーク解明を目指す。研究成果は、複雑に進化した高等動物にも共通する自己組織化の普遍的原理の理解や未知の再生原理への示唆を与えることが期待される。