研究領域 | 先端加速器LHCが切り拓くテラスケールの素粒子物理学~真空と時空への新たな挑戦 |
研究課題/領域番号 |
24104503
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
小寺 克茂 信州大学, 理学部, 研究員 (60448074)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
7,670千円 (直接経費: 5,900千円、間接経費: 1,770千円)
2013年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2012年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | 電磁カロリメータ / 細分割 / プラスティックシンチレータ / シンチレータ / PPD / SiPM / 応答一様性 / 高エネルギー実験 / テラスケール物理 / 発光量 |
研究概要 |
典型的には50 mm x 5 mm 厚さ1~2 mm のシンチレータにベータ線を射出し,そのことで得られるシンチレーション光を PPD (ピクセル化光検出器)でとらえ,光量の位置一様性とその強度が優れているシンチレータ - PPD 系を開発する事が本研究の目的である.昨年度は入射位置を精度良く自動コントロールするシステムを開発したが,本年度はそれをより安定させ,より大きなシンチレータ,多様な PPD 設置位置を設定できる装置を開発し,多くの条件の測定をこなした.当初考えていたシンチレータ形状では無く,もともと完全直方体だったシンチレータの厚みと幅とを先端 5 mm ぐらいのところから斜めに削り落とし,その先端に PPD を置く方法が,光量の強度と一様性をよくすることが分かったので,シンチレータ形状はそちらを採用して研究を進めた.これによって今後の高エネルギー実験で使えるシンチレータ-PPD 系の方向をほぼ確立した. シミュレーションの研究も進め,幾つかのパラメータを拾い出し,シミュレーションで実験前に結果を予想するところに達した.すなわち,表面の反射成分には乱反射と鏡面反射の2種類のパラメータを設けた.これにより,いかに表面での吸収が少なくとも,鏡面反射の成分が少なければ,光量,一様性ともに悪くなることと,そのメカニズムを理解できた.いったんこれらの成分と,吸収率を実験の結果と合わせると,あとは形状パラメータを調整して,調べたい形状のシンチレータの光強度と光一様性を予測できるようになった.
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現在までの達成度 (区分) |
理由
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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