研究領域 | 反応集積化の合成化学 革新的手法の開拓と有機物質創成への展開 |
研究課題/領域番号 |
24106724
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
鳶巣 守 大阪大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (60403143)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
2013年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2012年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | 錯体触媒反応 / 集積化 / マイクロリアクター / ホスホール / 炭素-ケイ素切断 |
研究概要 |
マイクロリアクターを用いた複雑なジアリールアミン合成を検討した。その結果、バッチ反応では純粋には合成困難なケイ素とホウ素を持つジアリールアミンがマイクロリアクターを用いることにより合成可能であることを明らかにた。すなわち、2-ブロモ-N-メチル-N-(2-(トリメチルシリル)フェニル)アニリンに対して、ブチルリチウムとクロロボランを順次、マイクロリアクター中で反応させることで、望まない分子内環化反応を抑制し、目的とするジアリールアミンを合成することができた。 さらに、安定な炭素―リン結合の切断反応によるホスホール合成反応を利用する錯体触媒反応の集積化を行った。その結果、鈴木宮浦反応により合成可能なビアリールホスフィンを精製することなく、酢酸パラジウム触媒で処理すると、ジベンゾホスホールが得られることがわかった。この連続的な触媒反応により、従来、カルボアニオンを用いる手法では合成できない、反応性の官能基を持つ多様なジベンソホスホールを合成することができた。また、この炭素-リン結合の切断を経るホスホール合成法のπ共役構造の集積化戦略としての可能性を探るために、ホスホール環の共役拡張を検討した。すなわち、本手法により合成可能な、ブロモホスホールに対して、鈴木宮浦反応により2-アミノフェニル基を導入した後、パラジウム触媒による分子内の酸化的アミノ化を行うことにより、5環性のラダー型縮環ホスホールを簡便に合成することができた。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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