研究領域 | ナノメディシン分子科学 |
研究課題/領域番号 |
24107518
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
南川 典昭 徳島大学, ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (40209820)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
7,150千円 (直接経費: 5,500千円、間接経費: 1,650千円)
2013年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2012年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
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キーワード | RNA干渉 / siRNA / TLR3 / ケミカルツール / 分子認識機構 |
研究概要 |
(1) RISCとsiRNAとの分子認識機構:研究代表者はsiRNAのRISC形成の分子認識機構を明らかにするために、ケミカルデバイス (3-Br-3-deazaA体 (3Br-deA) と7-Br-7-deazaA体 (7Br-deA)) を導入した各種Renilla luciferase標的 siRNA を合成し、Ago2とsiRNAのマイナーグルーブ側での相互作用の存在を明らかにしてききた(平成24年度)。 平成25年度は、この傾向の一般性を検証するため、用いる細胞種をNIH/3T3細胞 (マウス由来) からHeLa細胞 (ヒト由来) に変更して解析を行い、siRNAセンス鎖5’末端部でのマイナーグルーブを介した同様の相互作用を観察した。さらに異なる遺伝子を標的としたsiRNAを別途合成し、ケミカルツールの導入により得られる相互作用様式の知見は、異なる配列間においても一般性があることを確認した。 (2) TLR3によるsiRNAの分子認識機構:上述のように申請者が開発したケミカルツールが核酸―蛋白質間相互作用様式解明に有用であることが示された。そこで続いてこれを自然免疫応答誘導の要因であるTLR3によるsiRNAの分子認識機構解明に利用することにした。TLR3強制発現HEK293細胞にケミカルデバイスを導入した各種siRNAを導入し、誘導される自然免疫応答をアルカリフォスファターゼ (SEAP) アッセイにより評価した。その結果、センス鎖5’末端部に3Brを導入したsiRNA (siR3-3Br-deA) で自然免疫応答が軽減されることが明らかとなった (図3)。これによりTLR3は二本鎖RNAの末端付近のマイナーグルーブと相互作用することによって自然免疫応答を誘導していることが示され、TRL3とsiRNAの相互作用様式の新たな知見を得ることに成功した。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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