研究領域 | ナノメディシン分子科学 |
研究課題/領域番号 |
24107524
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
岩崎 泰彦 関西大学, 化学生命工学部, 教授 (90280990)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
7,540千円 (直接経費: 5,800千円、間接経費: 1,740千円)
2013年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2012年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
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キーワード | 糖鎖 / 表面修飾 / シアル酸 / 刺激応答性ポリマー / クリック反応 / 細胞 / 分子認識 / PEG / 温度応答性ポリマー / 膜タンパク質 |
研究概要 |
細胞膜の表面にはあらゆる生体機能を司る糖鎖が存在している。糖鎖末端にはシアル酸(Neu5Ac)と呼ばれる糖残基が点在している。シアル酸の生合成は,ウリジン二リン酸(UDP)-N-アセチルグルコサミン(UDP–GlcNAc)から5段階の連続反応を経て合成される。はじめにUDP–GlcNAc がUDP-GlcNAc 2-エピメラーゼとN-アセチルマンノサミン(ManNAc)キナーゼによってManNAcを経てManNAc-6-Pに変換される。さらに,ManNAc-6-Pとピルビン酸の縮合により,Neu5Acが生成する。すなわち,Neu5AcはManNAcを前駆体として生合成される。 我々は,この糖鎖改変技術をバイオマテリアル設計に利用することにより,細胞種に基づいた極めて特殊性に富むバイオマテリアルを創出できると考え,新たなManNAc 誘導体,N-メタクリロイルマンノサミン(ManMA)を合成した。ManMAを含む培地中で3日間培養された動物細胞の表面にメタクリロイル基が誘導されることを確認した。このメタクリロイル基を化学的に修飾し,生きた細胞への非天然機能の付与と生体膜画分を担持したポリマーマテリアルの合成を試みた。細胞膜糖鎖のシアル酸残基にメタクリロイル基を誘導し,これとチオール基をもつ温度応答性ポリマーを複合化した。温度刺激による細胞凝集の制御や糖タンパク質の回収に成功した。さらに,細胞由来の糖タンパク質を組み込んだポリマーゲルの調製も行った。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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