研究領域 | 配位プログラミング ― 分子超構造体の科学と化学素子の創製 |
研究課題/領域番号 |
24108710
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
原野 幸治 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 助教 (70451515)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2013年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2012年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 超分子化学 / フラーレン / 自己組織化 / ドラッグデリバリー / 遺伝子治療 |
研究概要 |
本研究では低ダメージの遺伝子導入および薬剤の標的選択的輸送に資する水溶性プログラマブルナノスフィアの構築とその機能評価を行った.以下に本年度に得られた結果を示す.(1)水溶性アミノフラーレンを用いた肺選択的siRNA輸送:アミノフラーレンTPFEから形成される自己集合型ナノ粒子を基盤とした生体内における階層的自己集合を利用し,肺選択的にsiRNAを輸送するシステムを構築することに成功した.静脈内に投与されたTPFE-siRNAは血清タンパクとの相互作用により粒子径がμmサイズまで速やかに増大し,他の臓器に比べ細い肺の毛細血管に選択的に蓄積したのち,TPFE-siRNA会合体へと再び解離し細胞内へと取りこまれる.このため,TPFEが時間経過とともに肺から除去されるため,ダメージの小さい効果的な肺選択的が達成される.低毒性の薬剤輸送システムへの応用が期待される.(2)フラーレン二重膜ベシクルの光応答性:水溶性五重付加型フラーレンから形成するフラーレン二重膜ベシクルへの光照射によりその性質を変化させることに成功した.フェニル五置換フラーレンからなるベシクルへの紫外光照射によりフラーレン部位同士が共有結合的にクロスリンクされ,二重膜に対する水透過性が減少することを見いだした.一方で,表面にヒドロキシクマリン部位を呈示したフラーレンベシクルは融合性を示すが,光照射による二量化反応を行う事で融合挙動が抑制された.(3)フラーレン二重膜ベシクルによる難溶性分子の可溶化:フラーレン二重膜ベシクルの膜内部への疎水性分子結合能を評価したところ,脂質二重膜に比べてより多くの疎水性分子を取り込めることが明らかとなった.また,フラーレン部位への可溶化については芳香族化合物に対して顕著な選択性を示した.これらの結果から,フラーレンベシクルが水に難溶性の薬剤に対する有用なキャリアであることが示された.
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現在までの達成度 (区分) |
理由
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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