研究領域 | 配位プログラミング ― 分子超構造体の科学と化学素子の創製 |
研究課題/領域番号 |
24108723
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
藤内 謙光 大阪大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (30346184)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
8,450千円 (直接経費: 6,500千円、間接経費: 1,950千円)
2013年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2012年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
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キーワード | 結晶工学 / 多孔性構造 / 光電素子 / ナノ空間 / 超分子クラスター |
研究概要 |
本研究の目的は、機能性有機分子を非共有結合により組み合わせることにより階層的に超分子クラスターを作成し、さらにクラスターを自律プログラムに従い組み上げることにより超構造体を構築して、機能性多孔質材料を創製することである。形成される特殊ナノ空間を用い、通常の環境下では有機無機複合材料が達成できない物性・機能を引き出すことを目指す。特殊ナノ空間の構築に弱い相互作用を利用することで、光や熱、力など外部刺激により構造変化させ、ダイナミックに固体物性(発光挙動・非線形光学特性・導電性の変調が可能な、革新的性能を持つ有機無機複合デバイス(外場応答、センシング、イメージングツール)の作成に挑戦する。以下に本年度の成果を列挙する。 1.引続きπ共役系多環式芳香族など種々の機能性分子に配位性置換基を導入した機能団分子を合成した。有機酸と有機アミンを混合することにより水素結合性錯体を作成し、階層的に多孔性超構造体の構築を行った。 2.超分子構造の化学的、物理化学的性質を赤外分光法、固体核磁気共鳴分析、熱分析、単結晶X線構造解析により明らかにした。得られた測定データにより、配列ナノ空間の構造による包接現象を検討した。またそれぞれの材料の光電子物性測定を行った。 3.発光性多孔質構造に化学刺激を加え、物性変化と構造変化のデータをもとに、物性と構造との相関関係について検討を行った。さらに極限機能として提案した発光材料としての発光色調・発光強度・安定性を向上させた。 以上のことより、本研究で得られたナノ空間を有する多孔質構造は外部刺激に応答する極めて有用なセンシング・イメージング材料になりうることがわかった。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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