研究領域 | 配位プログラミング ― 分子超構造体の科学と化学素子の創製 |
研究課題/領域番号 |
24108731
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
佐藤 治 九州大学, 先導物質化学研究所, 教授 (80270693)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
8,450千円 (直接経費: 6,500千円、間接経費: 1,950千円)
2013年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2012年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
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キーワード | 金属錯体 / 磁性 / 一次元鎖磁石 / 光応答 / 電子移動 |
研究概要 |
近年Metal-Organic Polyhedra (MOP;金属有機多面体)と呼ばれる、金属イオンと有機配位子から構築される多面体構造をもつ超分子金属錯体の開発が盛んに行われている。多面体は構造の美しさにとどまらず、外部空間とは異なる内部空間を与える点で極めて重要なトポロジーであり、その孤立空間を利用したホスト-ゲスト科学への展開など様々な研究が行われている。一方で、多面体構造を持ち、錯体骨格の金属間で電子的/磁気的相互作用を併せ持った金属有機多面体の報告例は数少ない。そこで本研究では、スピンを持つ金属(Fe)をシアノ基を有する錯体配位子を用いて架橋した磁性超分子金属錯体を開発することを目指して研究を行った。その結果金属イオン42核からなる星型多面体状超分子金属錯体(Fe42: シアノ架橋金属錯体で最大の核数)を開発することに成功した。単結晶構造解析により、Fe42は1.5 nmの中空構造をとる超分子金属錯体であることを明らかにした。また、メスバウアー測定、磁気測定から (FeIII-HS)18(FeII-LS)24の混合原子価状態をとっていることがわかった。このことはX線吸収分光 (X-ray Absorption Spectroscopy:XAS) からも確かめられた。FeII/FeIIIの混合原子価状態であるFe42錯体は、室温から加熱することでFeIIとFeIII間での電子移動が観測された。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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