研究領域 | 配位プログラミング ― 分子超構造体の科学と化学素子の創製 |
研究課題/領域番号 |
24108736
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
山本 崇史 慶應義塾大学, 理工学部, 助教 (40532908)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円)
2013年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2012年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
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キーワード | 無機ナノシート / 磁気異方性 / ダイヤモンド / 臨界電流密度 / 光変調 |
研究概要 |
1. 無機ナノシート積層体における磁気物性 磁性ナノシートとして Co および Ni イオンを導入した層状複水酸化物 (Co-Ni LDH) を用いて積層体を作製した。領域内共同研究による GI-XRD 測定から、Co-Ni LDH が基板に平行に配向しているが確認された。積層体の磁化測定から、Co-Ni LDH ナノシートは面直方向に強く磁化される垂直磁気異方性を示した。種々の対照実験から、垂直磁気異方性の発現においては、Ni イオンが関与していることを明らかとした。 また、Co-Ni LDH ナノシート積層体の作製におけるカウンターとして、半導体性のチタン酸ナノシートを用いたところ、チタン酸ナノシートのバンドギャップ励起によって、磁化率が減少することがわかった。特に磁気異方性に関しては、バンドギャップ励起後において垂直磁気異方性が強まることを観測した。 2. ホウ素ドープ型ダイヤモンドにおける超伝導特性の制御 超伝導を示すホウ素ドープ型ダイヤモンド(BDD) に関して、その終端構造が水素の場合、および酸素の場合を比較・検討した。その結果、臨界電流密度は水素終端 BDD のほうが酸素終端 BDD よりも大きく、この変化は可逆であることを見いだした。この研究成果は学術雑誌 (Physica Status Solidi B 2013, 250, 1943-1949.) の中表紙として採択された。 次に、超伝導を示す BDD の特性を能動的に制御するために、外場応答性物質との複合化を試みた。その際に、BDD が優れた電極として機能することを利用し、電気化学的手法を取り入れ、フォトクロミックなアゾベンゼン化合物を BDD 表面に固定化した。光照射を行ったところ、アゾベンゼン化合物のフォトクロミズムに伴って、臨界電流密度が可逆に変化することを見いだした。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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