研究領域 | 統合的神経機能の制御を標的とした糖鎖の作動原理解明 |
研究課題/領域番号 |
24110510
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
神野 尚三 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (10325524)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
9,490千円 (直接経費: 7,300千円、間接経費: 2,190千円)
2013年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2012年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
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キーワード | 海馬 / ペリニューロナルネット / パルブアルブミン / basket cell / axo-axonic cell / 投射型GABAニューロン |
研究概要 |
中枢神経系において、一部のニューロンの周囲を覆っている網状の細胞外基質は、ペリニューロナルネット (PNN) と呼ばれ、神経可塑性の制御に深く関与している。本年度の研究では、マウス海馬のパルブアルブミン (PV; カルシウム結合タンパクの一種) のサブクラスとPNNの関係について焦点をあて、集学的な研究を行った。PV陽性GABAニューロンは、グルタミン酸作動性主細胞の細胞体周囲をターゲットとする Perisomatic Targeting (PT) 型と、樹状突起をターゲットとするDendritic Targeting (DT) 型に大別される。このため我々は、両者を神経ペプチド (NPY) の発現の有無で識別して、PNNの発現率を調べたところ、PT型で高く、DT型で低いことが明らかになった。さらに、SATB1とGABAA受容体α1 サブユニットの発現の有無に基づいて、2種類のPT型PV陽性ニューロンの識別を行ったところ、basket cellにおけるPNNの発現率は高かった一方で、axo-axonic cellにおけるPNNの発現率は低かった。また、内側中隔核に投射するPV陽性H-S cellをトレーサー実験によって同定したところ、PNNの発現率が低いことが確認された。これらの結果から、海馬の神経活動の同期化などに重要な役割を果たしているバスケット型PV陽性GABAニューロンにPNNが特異的に発現することで、神経回路の可塑性が制御されている可能性が明らかになった。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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